「俺とおまえと縄しかない世界で、俺の縄に抱かれるんだ」
リストラにあった貴船美紗子は高校時代の先輩・伊東佐和に誘われ、とある会社に再就職する。その会社は、なんと緊縛師(ロープアーティスト)鞍馬恭介の個人事務所だった!
緊縛師――それは女性を縄で美しく淫らに縛りあげ、隠された魅力を引き出す縄の芸術家。未知の世界に戸惑いながらも、美紗子は初仕事で“縛り”のモデルを務めることになる。
「愛しい女性を縛るときは、腕で抱くときと同じように縛らなくてはならない」
恭介の言葉に胸を高鳴らせる美紗子。ステージに立ち恭介に縛られると体は熱く蕩け――。
このイベントをきっかけに恭介の専属モデルとなったのだが……。