あらすじ「修祓師」とは――人を襲い魂を食らう存在・荒御霊の浄化を生業とする者たちのこと。一人前の修祓師を目指して仲間と修業に励む恵那は、十六歳の誕生日に不思議な呼び声を聞いた。声に導かれて目にしたのは、無限に花を咲かせる桜の巨木と、その虚の中で眠る白髪の美丈夫。彼は目覚めた瞬間恵那を抱き締めると、問答無用で「下僕になれ」と命令してきて――!? 超傲慢、かつ居丈高な「自称神様(?)」に翻弄される恵那の運命は!? えんため大賞作家が渾身で綴る、煌びやかに躍動する戦いと恋の新境地が登場!!