あらすじ万能薬―― あらゆる病気を治す夢の薬剤が開発されようとしていた。 それを待ち望む少女が二人。 初鹿野千夏は異様に頑丈な身体を持ちながらその血液は黒かった。 半井詩奈は“眠り病”から端を発する合併症で入院生活を余儀なくされていた。 詩奈の兄の成幹は、とある交通事故がきっかけで千夏と出会う。二人は次第に近づいていくが、万能薬を巡る思惑に翻弄されることになる。黒い血、万能薬、天使の遺伝子 ――すべてのピースがはまるとき、二人に訪れるドラマとは!?