日本に降り立った大戦期の人型兵器――ナカ 中国から一見普通の親子連れに見えるふたりがやってきた。玄亮、趙蒼と名乗る彼らの目的は大戦期に造られた人型兵器ナカ零番の実験。だが、ナカの疑似脳にノイズが走った時、ナカの脳の奥に隠されていたプログラムの封印が解けた……。 一方、片倉優樹は自分の体調に違和感を感じていた。今までに無いことだが、頭痛を感じていたのである。そして優樹はその”異変”が、ナカの日本上陸と共に始まったと言うことを、知る由もなかった。 人型兵器とダブルブリッド――ふたつの運命が交錯したとき……。