あらすじ麒麟と名乗る謎の侍から、この世の悪を懲らしめる『四神』の役割を与えられた若者四人。順調に江戸の町に潜む悪を倒していく一方で、その四神が一人、玄武こと亀は悩んでいた。自身を蝕む『悪人を生かしてはおけない』という観念――。彼の心は暴走し、ついには一度懲らしめた者を殺すまでに至ってしまっていた。 己のその性を嫌悪し、苦しむ亀は、ある日“梅屋のご隠居”を名乗る老人に出会う。彼と釣り友達となる亀だったが、それは亀自身を――そして四神の仲間全員を巻き込む重大な事件の発端となり……?