あらすじ人はときに、大切なことを忘れて立ちつくす。 そんなとき、飾り棚で思いがけなく交わされるココロの等価交換が、道を示してくれることがある。 古い船乗りが星の光を頼りに方角を知ったように、宛名のない“贈り物”たちが、大切なことを優しく思い出させてくれる。 ここは、東京・自由が丘、熊野神社参道脇に佇む『カフェ六分儀』。 ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。