官邸の爆破テロから生還した大原首相は、その場で防戦一方の東北戦線への協力をカーミラに願い出る。カーミラはそれを快諾し、さらに東北上陸の黒幕であるシベリアの幻獣王と交渉するよう提案。大原首相は善行と原に日本の命運を託し、現地へ飛ぶように指示した。 一方、極寒の東北でも、間断なく押し寄せる幻獣を食い止め続けた前線が、兵の疲労から徐々に綻びを見せ始めていた。芝村支隊でも、兵に対する休暇の有無で意見が対立し険悪なムードが流れ始める。そんな時、元西王・アリウスが仕掛けた罠が発動。青森市で惨劇の幕が開く……。