九州・西合志戦区にて、狙撃による将校の戦死が急増した。 ある日、来須は狙撃事件を調査・解決するように命じられる。 これを承諾した来須は、同行を申し出た石津とともに、西合志へと向かった。 しかし、来須の目の前で芝村派の将校が、敵の凶弾に倒れる……。 来須の活躍を描いた 「狙撃手」 ほか、舞がコミュニケーションに悪戦苦闘する 「我が名は芝村舞」、「原日記 紫」、「ののみの涙」、「速水厚志の憂鬱」 など、短編9編を収録。 5121小隊、そして学兵たちの悲喜こもごもな日常がぎっしりと詰まった、傑作短編集です!