北海道独立戦から一カ月。消耗した心と体を癒すべく、芝村舞と速水厚志は九州のとある島で長期の休暇を楽しんでいた。森精華は壬生屋未央の実家で心身ともにリフレッシュし、原素子はお付きの新井木勇美を従えてショッピング三昧の日々。また整備班の面々は、整備学校を再開させていた。5121小隊の発足以来、初めて与えられた長い余暇の時間。 しかし、水面下では密かに5121小隊の抹殺計画が進行していた。それは野心溢れる政治家が、某超大国と国内財閥という二つの後ろ盾を得て発動した、極秘作戦だった。各地に散らばった5121の隊員たちに、暗殺者が忍び寄る――