あの夏の日、俺は黒猫と恋人同士になった。合宿から帰還し、世話になった友人たちに交際の報告をする俺たち。
そんなある日、黒猫から夏休みの過ごし方について提案を受ける。
彼女が“運命の記述”と呼ぶそれを面白く感じた俺は、自分にも書かせてくれと申し出る。そこに沙織まで乗ってきて――“運命の記述”は周囲を巻き込み、その姿を、運命と共に変えていく。
誰にも止められなかった世界で降臨する真なる聖天使神猫。黒猫の妹たちとの出会い。五更瑠璃の両親との出会い。
桐乃の帰還と決意。
かつてとは違う逢瀬。かつてとは違う贈り物。かつてとは違う未来の形。
そして再び、運命の夜が訪れる。
完全書き下ろし黒猫ifルート、完結!