あらすじある日《魔王》竜ヶ峯桜子と俺はスーパーでカートに話しかけている《メデューサ》の石杷実鬼灯を見かけた。物と人の区別つかないってのは個性者の中でも重度らしい。竜ヶ峯が気を使って話しかけると石杷実はなんと彼女を『普通』と言い捨てて去ってしまう。『魔王』なのに『普通』――大ショックの竜ヶ峯。 そんなことがあった翌日、デッカー先生から呼び出されて行ってみるとそこには昨日に続き石杷実が。先生曰く、彼女が『個性者をやめたい』と言い出したとか――。え、マジ? そんなことできんの!?