新世界『無何有鏡(ザナドゥ)』。この混沌に包まれた楽園を進む、2つの影があった。 その正体は『炎髪灼眼の討ち手』シャナ、そして『廻世の行者』坂井悠二。二人はこの新世界に秩序をもたらすため、今なお戦い続けていた――。「なにもかも、先は長いな。道も、険しい。でも、長く進むに、値する道だ」 本編完結後、新たな世界へと旅立ったシャナと悠二の足跡を描く『アンフィシアター』『クイディティ』、そして掌編小説3編に加えて、書き下ろしの新作小説2編を収録。 11年の時を経て紡がれる、新たなるシャナの伝説を、ここに。