「決めた。 私は絶対フレイムヘイズになる」 アラストール、ヴィルヘルミナ、謎の白骨。 彼らは外界と隔離された宮殿に、一人の少女とともに暮らしていた。 その未熟な少女はまだ名前を持っていなかったが、いずれフレイムヘイズ“炎髪灼眼の討ち手”となるべき者だった。 そして、その時はすぐそこまで来ていた。 “紅世の徒”の襲来が引き金となり、史上最悪のミステス“天目一個”まで呼び込んだ戦場を舞台にして、少女は運命の“契約”を迎える。 高橋弥七郎が放つ、渾身の学園ストーリー第5巻! 巻末に、絵師・いとうのいぢによるあとがきイラスト&ラフスケッチ集も収録!