「離れろおおおっ」哲也が絶叫した。その時だった。ズザーッと何かが池から飛び出してきた。「ま、まさか…」目を見開いてそれを凝視した。池からまるでアナコンダのような『神』が現れたのだ。出現した『神』に危険な感じを受けた哲也は『神』に古代出雲族の秘技・カムツチの手を叩き込んだ。強烈な反撃を想像した哲也であるが、『神』はあっけなく消滅してしまった。呆然とする哲也。その時、陰で日本政府を支えてきた一族、物部の末裔である森部が哲也に声をかけてきた。はたして、大都会に現れた『神』と物部の関係は。古代出雲族の末裔という宿命を負う哲也と志保子はこの事件を解決できるのか。大林憲司が送る伝奇アクション第二段登場。 ※本作品は電子書籍化にあたりイラストを収録しておりません。