アリス・オーウェンは王都で暮らしていたが、ある日、アリスを慕う王子のガウェインが、オーウェン邸で飼う蜜蜂に刺され怪我をしてしまう。激怒した王はアリスの父から爵位を剥奪し、王都から追放。アリスは辺境の地で暮らすことになる。それから十年。父は亡くなり、薬草を育て養蜂を営みながら細々と暮らしていたアリスのもとにガウェインがやってくる。一度はガウェインを追い返すアリスだが、その後ガウェインと偶然にも再会し話を聞くことに。どうやら王妃の具合が悪く、アリスの蜂蜜を必要としているらしい。そうしてアリスがガウェインへ蜂蜜を渡すと、王妃の体調は徐々に快方に向かう。しかし再び王妃の体調が悪化する事態が発生。それもアリスの蜂蜜を口にした日に限ってとのこと。ガウェインが調査をしても成果は得られず、王都で何かよくないことがおこっていると感じたアリスは、呪術師に変装し、二度と足を踏み入れるつもりのなかった故郷に行くと決めて……!?