「初めてぐらい優しくしたいのに、歯止め効かなくなっちゃいそう」執拗な愛撫でぐちゃぐちゃになる。そんな私を獣のような瞳で捕らえた。「だめだよ奏ちゃん。目、逸らさないで」学生時代に付き合った元カレ…兼幼馴染の多津巳と、事故を切っ掛けに数年ぶりに再会した奏。療養中は見守るという事で、急に始まった同居生活にぎくしゃく!なのに彼は気にしてないのか、距離感に遠慮がない様子!?私達、別れたはずじゃ…?なんて妙に意識しちゃうのは、別れた原因への後悔と、数年分もの拗れた想いがあるからで…。もだもだする奏に多津巳が持ち掛けたのは、“あの日”できなかったセックス!?そして、多津巳の“歪んだ本性”が暴かれていく――。