あらすじ加奈は漁村にある裕福な実家をもつ慎也とつきあっている。慎也に連れられ、実家にあいさつに行ったところ、彼の幼馴染であり、元婚約者である女から財産目当てで近づいたのだと暴言を浴びせられる。彼の実家の親類には霊能力がある女性がおり、加奈の母が病気で金が必要なことを霊視されたのだ。実家とは縁を切り、加奈を求める慎也だが、それ以来、加奈には体に赤い腫れものができ、汐の匂いが周囲に漂いはじめるのだった……。