あらすじ広告代理店を解雇された「僕」は妻と丘の住宅地に移り住み、デザイン事務所を立ち上げた。しかし、仕事がうまく得られず鬱屈していたところ、家の中から前の住人のものと思われるノートを発見する。それは、一段下の家の天窓から、新婚夫婦の情事を執拗に覗く男の日記だった。悪趣味だとは思いながら、その内容に惹かれた「僕」は前の住人と下に住んでいた夫婦について調べ始める。日記の最後には、下の家の若い妻殺して自分のものにしたいと書かれていた……。