あらすじ深窓の恥らい多き乙女から、妻子ある鉄幹のもとに走った晶子の、ひたすらにその恋愛を完うした姿が、美しく誇らかに情熱と気品をもって歌われている。忍従的であった明治浪漫主義開花前の薄明の青春を、白日のもとの青春とした革命的な歌集。明治の青年男女の熱狂的な共感を得た永遠の青春讃歌である。