あらすじ我が国はいわゆる「アベノミクス」以降、明らかに“日本バブル”とでもいうべき現象に突入し始めている。すなわち外交面では明らかに追い詰められているにもかかわらず、マネーは我が国に集まり、バブルを引き起こしているという「矛盾」した現象をどうとらえるべきなのかが今、無意識の内で我が国における最大の課題となりつつあるのだ。日本人がバブルに浮かれている間に、日中関係、日韓関係などは悪化の一途をたどっている。このままでは、経済の危機を戦争で解決した1930年代と同じ状況が起こりかねない――。