2013年9月7日、東京国際フォーラムA。
今年もまた東京ジャズに出演が決まった。
しかも、ビッグバンド「大江千里 サタデーナイト・オーケストラ 」としての出演だ。
そのために、新しいアルバム『Spooky Hotel』を作った。
そして、何よりも歌ってほしかったシーラ・ジョーダンがスペシャルゲストに加わる。
「女は知的に恋をする」--彼女のために書いた曲。夢のような時間がもうすぐ始まる。この企画が持ち上がったのは、まだ冬のニューヨークだった。
「これでいいかしら? マイリトルボーイ」シーラ・ジョーダンが言う。
50歳をすぎてもリトルボーイなのだ。ジャズは秋の夜長のように奥深い。
NYジャズ武者修行第9弾は、スペシャルバージョンでお届けします。【読了時間 約20分】
大江千里・おおえせんり■1960年9月6日大阪生まれ。1983年デビュー。2008年、ジャズピアニストを目指し相棒(ダックスフント♀)を連れてNYの音楽大学へ留学。ジャズアルバム『boys mature slow』『Spooky Hotel』をリリース。東京ジャズフェスティバルには2年連続出演。現在は米国内で積極的なライブ活動を展開中。NYジャズ留学の前半を綴った「9th Note」シリーズ、後半を綴った「13 th Note」シリーズ、「僕の家」シリーズを電子書籍で配信中。