特集は「連作を極める」。第61回角川短歌賞締切直前の本号で、歴代角川短歌賞受賞歌人が、受賞作品から連作の工夫をお伝えします。特別対談「源氏物語の新しい楽しみ方」では小島ゆかり氏と酒井順子氏が、作中に登場する女性たちの視点で、和歌から源氏物語を読み解きます。特別企画は「死刑囚 坂口弘歌集『暗黒世紀』を読む」。また、「大学短歌バトル2015」の詳細レポートを掲載いたします。巻頭作品31首は、橋本喜典・永田和宏・松平盟子の3氏。
【連載】
■一首鑑賞
「忘れられない歌集」…藤岡きぬよ
「父性」…小川恵子
■評論
「詩の点滅―現代詩としての短歌」 …岡井 隆
「リレー評論・現代短歌の60年」 …島田幸典
■エッセイ
「古典この一首」…寺島博子
「てのひらの街」…谷川電話
「ハナモゲラ短歌」…笹 公人
「やさしく、茂吉」…秋葉四郎
「日本歌紀行」…田中章義
■書評
春日真木子歌集『水の夢』
秋葉四郎歌集『みな陸を向く』ほか
■短歌月評…佐藤通雅
■歌集歌書を読む…塚本 諄
■全国結社・歌誌展望…平林静代
■誌上添削教室…百々登美子
■公募短歌館 選者…森山晴美・大島史洋・古谷智子・安田純生
■題詠 今月の発表は題“家”。選者…楠田立身
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