大都市ロミニアでは祭のような喧騒の裏で、少女ばかりを狙う連続殺人鬼「吸血鬼」の噂が流れていた。エリーゼとグランはそこに『穴蔵の悪魔』の影を見、正体を探るも自分達が「吸血鬼」とされ投獄されてしまった! 脱獄を考える二人の前に現れたのは、義賊を名乗る少女達。「吸血鬼」討伐で利害の一致したエリーゼは、しばし少女義賊に身を寄せるのだが、この出会いが彼女に絶望をもたらすものとなり――。儚く哀しい化け物達のダーク・ファンタジー終幕! ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを改変しております。※