あらすじ時は平安。直丁として仕事に励む安倍晴明の末の孫・昌浩のもとに、右大弁・藤原行成が怨霊に襲われ死の病に冒されているとの報せが入った。ところが事件の裏には、怨霊を呼び出した謎の術者の存在があって――!? ※本書は、平成十四年十月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て』を改題したものが底本です。