あらすじ互いに協調し合ってきた貴族と平民の亀裂が確実に進行していた。一方、王宮の内部では王位継承者をめぐって、さまざまな思惑が渦巻いていた。東山(カジマ)の介入などによってようやく決まった新しい王の下、牧畜の普及、交易の振興などによりラ・ムーは一挙に第二次開拓時代へ突入していった。そんな中、王の妻の出産が迫っていた。やがて生まれたのは、男子の“聖なる双生児”だった。