あらすじ悪さの限りを尽くしていた少年トマも、心を入れかえたのか、いまでは立派な青年に成長していた。だが、黒いツルで編んだカゴを目にした日から、彼の心に再び魔の声が囁きかけるようになった。ある時、黒い声はラ・ムーの東山聖地にいる、聖ヨハムにあうことをすすめた……。邪悪な心に突き動かされるトマの行く末は――。悪の権化・有尾人(バルバル)は、再び活動をはじめるのか――。