あらすじ昭和13年、浅草。人気の歌舞伎一座・猿田屋には、物の怪が憑いているという噂があった。襲名式の取材で猿田屋を訪れた新聞記者の柏木は、一座の内儀の凄惨な遺体を発見する。遺体の状況は、巷を騒がせる連続通り魔事件の犠牲者と酷似していた。襲名式でのみ披露される幻の演目『猿神』と猿田屋が祀る御柱様という神木の謎。柏木は吉原を守る盲目の青年・朱雀十五とともに、御柱様の正体に迫っていく――大人気シリーズ第6弾!