生き残るためクラスメイトに投票し生贄を選出するか―― それとも自ら生贄に志願し“穴”へ飛び込み他者を救うか―― 卒業を間近に控えた生徒たちに課せられた残酷な《ゲーム》。 はじめは生贄志願者の登場によって生きながらえていた生徒たちだったが、やがて大きな変化が起こる。生贄志願者の“価値の低下”――それはクラス投票による生贄の選出を促すものであり、やがて起こるクラス間での凌ぎ合いを意味していた! そんな中、事件の真相を調べる篠原純一は徐々にクラスから孤立していき――? 『殺戮ゲームの館』 の著者・土橋真二郎が贈る〈中〉巻!!