あらすじ【挿絵あり】〈“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する〉──謎の新聞広告を目にしたヴィクトリカは、その夜たった一人で学園を抜け出し、山奥の小さな村に降り立った。後を追ってきた久城一弥がその訳を問うと、母の無実を晴らすためだというが…? 秘密に満ちた“灰色狼”の村で、過去と現在に起きた二つの殺人事件の謎が混迷する、波乱の第2巻! 「久城、君が……君が私を守ってくれるのだろう?」「…当たり前だ!」