あらすじ天才少年バイオリニスト・井上佐智のサロンコンサートで、託生はバイオリンを弾くことになった。自信は自惚れでなく努力の積み重ね、曖昧は身を滅ぼす─。佐智の言葉に初めて一歩を踏み出した託生。心を庇い、傷つきたくなくて逃げてきたけど、追いかける、掴まえたい、夢を、愛する義一の心を──。託生とギイの恋物語。