「いつか草なぎ静馬と対戦することになる。お前の大義名分が立った時にな」予言か予感か、転校直前に獅子倉達哉が残した言葉は、涼子の心に焼きついた。そして迎えた四月。涼子は荒れていた。ひとつは新一年生たちがKファイトの理念も理解しないまま悪用し、秩序が崩れ始めたため。ふたつ目は静馬が隣の席になったため。募るイラ立ち。そんな涼子の前に一人の少女が現れる。彼女の名は藤堂雛乃。雛乃は涼子にKファイト潰しを持ちかけ、実行部隊『大門新撰組』へスカウトしに来たのだった!!この状況を変えるには静馬を下すより他になし!!かくて大門高校を二分する戦いが始まった。涼子VS静馬。希代の名勝負を経て、Kファイトが今こそ真の姿となる。