あらすじ「未来の王に剣を向けておきながら、逃げられるとでも思ったか」空から舞い降りた精霊、パンドラと契約をしたフィリップは逃げ惑う北の傭兵たちを瞬時に斬り伏せ、呟いた。望むべく力を手に入れたフィリップは内に秘める野望を満たすために動き出す。黄昏の主に生贄を捧げるように、王国を血で染めていく暴虐の契約者。彼の見据える先に映る一人の少女の姿。「お迎えに上がりました、王女陛下」トゥールスレン城砦にいるクラウディアの前に姿を現したフィリップの自信に満ちた声が響き渡る――!