海神学園学生寮―明け方、ユキナの部屋に怪しい影が!? 「うわあああっ!」「お、おどろかせてすみませぬ」舌足らずな幼い声を発したのは、田舎にいるはずのユキナの妹分、佐鳥だった。「姉さま、大祭が近づいておりましゅ」大祭―それは実家の道場が行う重要な祭。学長の許可をもらい里帰りするユキナに謙吾、彩離、七湖らチームの面々が同行するが、そこは野宿必至の道なき道の先にある大秘境で!? 一方、特進クラスの上級生、林は国際高速列車ユーロスターに乗り、「ある荷物」を護衛する極秘任務につく。それを少女・老人・黒人という謎の三人組が虎視耽々と狙っていた…。