体育祭を目前にしたある日。後輩のネコミミ少女こと鳴海ナクルが俺の教室にやって来て言った――「ナクルと一緒に逃げてくださいっ」。そこへ現れる、ナクルの姉にして手芸部ランキング1位の少女・鳴海シュレディンガー。彼女は圧倒的なパワーで突然俺に襲いかかってくる。「てめーがおれの妹に手を出したからだっ!」おい、それは誤解で「あのデートは援助交際だったんですっ!」うんおまえもちょっと黙れナクル。近衛と涼月の仲裁により、俺はシュレ先輩と体育祭で勝負をすることになるが……。学園執事ラブコメ第六弾! 秋空に舞う姉妹の絆が、黄昏色に染まってゆく――。「掛け声は『ビー、エル! ビー、エル!』で決定ですね」だからナクルは黙ってろ!