エルトゥールル帝国の後宮で、皇太后に仕える女官・エミーネ。貧しい家に生まれた彼女は、煌びやかな後宮で常に目立たぬようにふるまってきた。しかし、母親のような存在であるナディデを救うために、バヤジットの間諜(スパイ)になることを決意した。
そして、ついに政変が成し遂げられる。
兵士たちが後宮に雪崩れ込み、エミーネたち女官にも危険が迫った。
傷つくエミーネを助けに来たバヤジット。しかし、エミーネはその手を振り払って―――。
すれ違う気持ちの果てに、バヤジットはついにエミーネの扉を開けた。
講談社X文庫ホワイトハートの超話題作、エルトゥールル帝国シリーズがコミカライズ!!オスマン世界を舞台に贈る、身分違いの禁断ロマンス、ついに完結!!