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丁寧な解説と豊富な演習問題により、量子計算のアルゴリズムと計算量理論について一から理解できる
量子計算のアルゴリズムと計算量理論について、一からわかりやすく解説した書籍です。
現在、大きな注目を集めている量子コンピュータによる計算(量子計算)は、従来のコンピュータによる計算(古典計算)と比べて、いわゆる指数関数的な高速化を実現することがあります。
その一方で、この高速化は量子力学の基礎原理をもとにしており、アルゴリズムと計算量理論の分野の言葉で記述されるものです。したがって、この高速化の現象を正しく理解するには、量子力学特有の重ね合わせの原理とエンタングルメントをはじめとした量子計算のアルゴリズム、および、計算量理論をひと通り理解する必要があります。
本書は、線形代数と離散数学の基本的な知識のみを前提として、量子計算の原理について初学者向けに丁寧な解説を行っています。
数多くの例題と演習問題を収載しており、読者自ら手を動かしながら学ぶことができます。
第1章 計算理論の基礎事項
第2章 ブラケット記法と量子計算でおなじみの行列
第3章 量子情報の基礎
第4章 量子回路
第5章 量子アルゴリズム
第6章 量子計算量クラス