「好きな人って、先生、先生のことなんだけど…」陸上部員の鈴木直也はクラブ活動中、時折り強い視線を感じていた。視線の持ち主は冷たい、わがままと評判の保健医・神崎隆一だ。ある日、怪我の手当てに保健室を訪れたのをきっかけに、直也は神崎に強く惹かれてゆく。一方、神崎も以前から気になっていた生徒である直也の好意に戸惑いつつも、楽しみを感じていた。だが直也が神崎に自分の想いを告げた日から、ふたりの関係は変わってしまう! 過去の失敗を繰り返さないように直也を思う神崎。神崎の行動に振り回される直也。十歳近い年の差が生むすれ違いと恋の喜びをあなたに…!