あらすじネコ族の半獣でリューペンの王子シュリは、双子の弟リュカといつも比べられ、「じゃない方」と呼ばれていた。だが、ゾネルデの日の事件でたくさんの人々を助けたことで、リンデンベルクではそう呼ばれなくなり、友人も増えて楽しく幸せな学校生活をおくっていた。しかし恋愛についてはまだまだ奥手で、ジークフリートとギルベルトとのお試しの恋が始まったものの、かつての破局もあって、恋に対して根強いトラウマがあった。そんなある日、自身の故郷リューペンに帰ることをきっかけに、ジークフリートとギルベルトのどちらと婚約するのかについて真剣に考え始めることになり―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。