純粋な男の子シュンは夏休みに田舎の祖母の家を訪れることを楽しみにしていた。多くの友だちの中でも仲良しなのは藍夏という少女。滞在中、シュンは祖母の家の柱時計に住む魂の番人クジャクと出会った。5年後の夏、挫折感から暗い少年になっていたシュンは、クジャクから予知を聞かされた。幼なじみの少女三人が今年の夏に亡くなるという。その中には藍夏も含まれていた。シュンは藍夏にも予知について教えないまま、少女たちがこの世に未練を残さないよう、最後の夏の思い出作りを手伝うことになった。少女たちと肉体関係を深めていき、夢を持つことや恋をすることの喜びを知ったシュンは、藍夏たちを助けるべきなのか悩みはじめる――。