夜遅く、ルーシーがオフィスで一人コンピュータに向かっていると社長のニック・コンスタンチノが突然現れた。ふだんは飲まない彼が足元もおぼつかないほど酔っている。その日がニックの妻の葬儀となれば無理もない。ルーシーは秘書として彼の話し相手になり、女性として手の届かないニックへの想いを胸に秘めて求められるままに彼を慰めようとした。それがいつしか狂おしい一夜の情事に変わるとは思いもせずに。なぜそんなことになったのか彼女にはわからなかった。わかっているのはそれがもう二度と起こらないということだけ……。■“オフィスでの恋物語”――ただの秘書だけど、ひとりの女性としても見てほしい……。オフィスを舞台にした熱い愛の物語。