サリーは家族のもとを離れ、シドニーで自立の道を歩みはじめた。すぐにでも仕事を見つけなければ新しい生活は始められない。さっそく受付係に応募して面接に出かけようとしていたとき、近くに住む義姉が一歳の娘ローズを預かってほしいと訪ねてきた。やむなくローズを連れて会社に出向き、面接を受けていると、部屋の隅でおとなしく遊んでいたはずのローズの姿が消えていた。あわてて廊下に飛び出したサリーの前にローズを抱いた男性が現れた。姪は最高経営責任者ローガンのオフィスに入り込んでいたのだ。ローガンの険しい表情を見て、サリーの心は沈んだ。これで採用される望みも消えた……。■ハンサムで魅力的なボスは仕事一筋で、恋愛や結婚はあとまわし。そんな彼がヒロインに出会ってから少しずつ変わりはじめて……。自分に正直になることの大切さを教えてくれる物語をお届けします。