アダムが故郷ペンハリーの診療所に代診医として戻ってきた。その噂を聞いた救急救命士のマギーは心穏やかではいられなかった。高校時代、憧れの上級生だったアダムに恋をし、十六歳の誕生日に初めてのキスをした思い出が胸によみがえる。けれど彼が医大に進学するため村を離れて以来音信はとだえていた。一年前に偶然、ロンドンで再会するまでは。あれほどみじめな思いをした日のことは思い出したくない。アダムがすでにほかの女性のものだったと知った日のことは。だが診療所で彼の濃いブルーの瞳を再び目の前にしたとたん、マギーは高校生のころと同じ気持ちに戻っていた。★ハーレクイン・ロマンス4月5日刊、サラ・モーガン作「別れは愛の証」(R-2377)同様、イギリス、コーンウォール地方の村ペンハリーにある診療所が舞台の作品です。★