嵐の夜、ダンテは車を飛ばしていた。もうすぐ十七年来の復讐が完結する。愛憎劇の舞台となったホテルをついに買収したのだ。ところが、宿泊するスイートルームのベッドには先客がいた。赤毛を枕に広げて眠る美しくセクシーな女性だ。新しいオーナーとなった自分への歓迎プレゼントだろうか?その魅力に逆らえず、ダンテはプレゼントを受け取ることにした。一方、ホテルの支配人マッケンジーは情熱的な恋人の夢を見ていた。鋭い雷鳴に甘い眠りから覚めると、男性の顔が目の前に……。彼女は愕然とした。彼こそホテルをつぶそうと企む憎き相手だった!