ヒービーはあこがれのボス、ニックと一夜をともにするが、翌朝わけもわからないまま彼のアパートメントを追い出される。ニックが再び彼女の前に姿を現したのは、六週間後だった。戻ってきた彼は、著名な画家が描いた肖像画をヒービーに見せた。モデルは驚くほど彼女に似た、官能的な女性だ。その女性をヒービーだと決めつけていたニックは、彼女と画家の関係にあらぬ疑いを抱く。折しもヒービーの妊娠が発覚し、父親が自分だと確信すると、ニックはとんでもないことを言いだした。「君が僕と結婚しないなら、子供の親権は奪わせてもらう」★決して恋をしないという誓いを立てたニックと、愛にひたむきなヒービー。ニックが手に入れた一枚の肖像画がもとで大きく揺れ動く二人の関係を人気作家キャロル・モーティマーが描きます。★