ロッティはヨーロッパの小国モンリュースのプリンセス。支配的な祖母の手で縁談が一方的に進められ、お城の暮らしにいやけがさした彼女は逃避行の旅に出た。今回の冒険で、自分の人間としての真価を確かめるのだ。ところが途中で持ちつけない財布をなくしてしまい、自力でお金を稼がなければならなくなる。彼女は立ち寄った村のホテルで、コラン・マッケナという男性が、所有している古いコテージを修理する手伝いを募集中だと聞いた。コランは村中の人から嫌われている偏屈者だという。試練に立ち向かう覚悟を決め、ロッティは彼の家を訪ねた。■親友キャロの助けで不自由な生活から逃げ出したロッティは、美しい湖のほとりにある家にやってきました。恋愛の経験が一度もない彼女が出会ったのは、ぶっきらぼうな態度の裏に限りなく繊細で優しい心を隠し持った男性で……。