ローマの億万長者と形だけの結婚をする?ロンドンでアンティークの店を開いているハリエットは、ある日、妹から信じられない話を持ちかけられた。相手の男性マルコ・カルヴァーニは仕事に人生を捧げていて、ただ形式的に妻となる女性を求めているという。結婚には興味がなかったが、ハリエットはその話に心を引かれた。彼の妻になれば、危機的状況にある店を救ってもらえるかも……。しかし、いざ会ってみるとマルコは冷笑と皮肉に満ちた男性で、ハリエットはにわかに不安になった。私は本当にこの結婚に同意してもいいのだろうか?★二度のRITA賞受賞に輝く作家ルーシー・ゴードンが描く『華麗なる貴公子たち』は、イタリア人貴族のヒーローが読む人のハートをとりこにしてしまう連作です。★