あらすじどんでん返しの帝王・中山七里が描く、シリーズ累計165万部突破の音楽シリーズ、最終回です!アメリカで指折りのピアニスト・エドワードは、大統領選挙により変貌しつつある国内の様子に憂い、音楽を通して何かできないか模索していた。そして、6年前のショパン・コンクールで鮮烈な演奏をし、たった五分間の演奏で人命を救った男・岬洋介との競演コンサートが決定した。新大統領夫妻も観劇に来ることが決まる。しかし、オーストラメンバーをマイノリティや有色人種の中から採用することに敵意をもつ者たちがメンバーに危害を与え……。一方、新大統領抹殺の依頼を受けた〈愛国者〉は、オーケストラメンバーとして潜入し――。電子版特別エッセイ「新人さん、いらっしゃい」掲載。