NHKラジオの音源を再現して贈る、瀬戸内寂聴が伝えたかった本当のこと
楽しい法話で多くの日本人から愛された瀬戸内寂聴さん。そんな彼女の生きるエネルギーの源は「書くこと」にあった。それを裏付けるのが、NHK「ラジオ深夜便」などで語った「小説家」としての肉声である。遺された言葉に、人がいきいきと日々を生きるためのヒントがちりばめられている。
〈目次〉
第1章 わたしと『源氏物語』
(関西発ラジオ深夜便「こころの時代 源氏物語にとりつかれて」1998年12月12日、19日放送)
第2章 ケータイ小説からオペラまで
(ラジオ深夜便「人生“私”流 ワクワクしたい」2008年12月13日放送)
第3章 「書くこと」は自分を発見すること
(ラジオ深夜便「こころの時代 悔いなく生きる」2010年3月29日放送)
第4章 坊主よりも、わたしは小説家[対談 伊藤比呂美]
(ラジオ深夜便「新春対談 生きることは愛すること」2019年1月1日放送)
第5章 「書くな」と言われても書くんですよ[対談 高橋源一郎]
(高橋源一郎の飛ぶ教室「新春! 初夢スペシャル」2021年1月1日放送)
第6章 瀬戸内寂聴と文学[特別寄稿 高橋源一郎]