「ねえ、お話して」とせがむとき、子どもが求めているのはあなたとのつながり。
大事なのは、だれかがつくった完璧なストーリーをどう語るかではなく、自分だけのお話をつくって伝えること。それが子どもとの絆を強くする魔法の語り聞かせ。それは、じつは簡単なことだ。なぜなら語ることと聞くことは大昔から人間の得意技で、人はみな「語り部」の素養を持っているのだから。
おとなになって人間関係に問題を抱える人の多くは、子ども時代に健全な親子の愛着関係が築かれていないという。愛着関係を構築する最良の方法は「語り聞かせ」だ。霊長類の研究で著名なジェーン・グドール博士絶賛。
幼稚園教諭が自費出版した本が、全米の教育者や親たちの間で話題になり、ベストセラーになった、類のない語り聞かせの本。
〈目次〉
第1章 お話の環
第2章 ありのままで
第3章 シンプルに、幼いうちから始めよう
第4章 習慣にする
第5章 お話づくりの基本
第6章 なぐさめるときに
第7章 教えるときに
第8章 家族のために
第9章 おわりに