還暦とはよく言ったもので、「人生100年時代」を迎えつつあるいまも、60歳は転機の年。仕事に区切りがつき、子どもは独立。そしていよいよ自分の人生の終わりも視野に入ってくる……。「50歳を境に人生をギヤチェンジしていこう」と勧めてきた著者が、いよいよ60歳を迎えるにあたり、いつかは訪れる死というものを、どのように受け入れればよいかを考えていく。「宗教家・哲学者・芸術家・文学者など古今東西の賢者たちから導きを受け、後半生をより良く過ごすために必要な「死生観」の養い方を学ぶ一冊。
第1章 自分で人生を作り出すということ
第2章 死といかに向き合うか――賢者達の死生観
第3章 この世とあの世の道理を学ぶ――宗教の教え
第4章 死の瞬間を表現する――文学と死生観
第5章 人はいかに生きて、いかに死ぬべきか――私の死生観